CASE STUDY:05
導入ソリューション:ハイブリッド型CRD
業種・業態:コンサルティング/人材教育
アルー株式会社
2003年の創業以来、企業のグローバル人材育成をはじめ、新入社員から中堅リーダー層、管理職までの人材育成、社員研修、人事組織コンサルティングを通じて、グローバル時代を勝ち抜く組織づくりを支援するアルー株式会社(以下、アルー)。主力事業である企業研修の数は、月平均で200〜300クラスにのぼります。キンコーズのハイブリッド型プリントセンター(以下、ハイブリッド型CRD)は、これら研修用の教材資料の印刷と備品類のアセンブルなどをサポート。多様なプリンティングニーズに応えるハイブリッド型CRDの活用方法や効果をお聞きしました。
コストの削減と品質のアップ
多様なニーズに対応できるハイブリッド型CRD
印刷に掛かる費用と業務負担を軽減
近年、印刷業務の効率化・最適化をめざし、社内にコピーセンターを設置する企業は少なくない。アルーも同様、いち早く他社にコピーセンターの運営を委託していたが、2013年8月にキンコーズのハイブリッド型CRDへの切替えを決めた。その経緯について、導入時からCRDの担当を務めるHRソリューション部の三松さんにお聞きすると「当時、業績が伸びるにつれて、必要となる資料のバリエーションが広がってきたとともに、外部印刷費のコスト見直しが課題でした。以前は、納期によって価格に段階が設けられていたため、緊急案件はコスト高になっていた。キンコーズはその価格設定を無くす工夫を提案し、コスト面でのメリットが大きかった」と当時を振り返る。さらに強調されたのが、キンコーズの企業姿勢。「弊社の求める無理難題も真摯に受け止め、最善の解決策を提案しようという歩み寄りの姿勢を感じられたことも決め手でした」。パートナーとして共に課題に向き合えると感じた、それが委託先の変更という大きな決断につながったようだ。
アルーでは、ユーザー思考により成果につながるカスタマイズ型の研修を推奨しているため、使う資料も多種多様だ。そのため、柔軟で的確な対応が重要になってくる。ハイブリッド型CRDは、専任スタッフが、社内に設置されたプリントセンターと近隣店舗や全国の店舗ネットワークをお客さまのニーズに応じて使い分け、あらゆる状況に柔軟な対応ができることが最大の特徴。「以前、500冊の資料が研修当日に発生してしまい、急遽、研修実施の周辺店舗で対応してもらい危機をしのいだことがありました。また名古屋や大阪など都市部での研修の際には、現地店舗でも印刷できるなど、ネットワークの強みを実感しています。」ハイブリッド型の強みは、多くの効果を生んでいる。
キンコーズでは、資料の制作・印刷に加え、研修で使用する付箋紙やペンなどの備品の用意、梱包から発送までのアセンブル業務を一括で担当。さらに2019年6月からは、研修で余った資料の廃棄処理という新たなサービスをスタートさせた。「これまでは、余分で戻ってきた大量の資料を、朝礼前の時間を使いスタッフ全員で処分していました。こうした人件費は目には見えないコストですが、ざっと算出すると年間500〜600万円相当。この負荷が解消されたことは、わが社にとってかなりのビッグインパクトでした」。導入から約6年が経過して、CRDの業務や役割も年々進化している。現在は、アルー側のチェックを無くして、キンコーズに作業を一任できる案件を設けるシステムを検討中とのこと。新たな提案や先を見越したツールの開発など、CRDから発信できる業務改善の可能性は、さらに広がりを予感させている。
CRDを活用して制作されている社内資料や研修教材パンフレット
アルー株式会社
所在地:
東京都千代田区九段北1丁目13-5 ヒューリック九段ビル2階
設立 :2003年10月29日
従業員数:98名(2019年3月31日現在)
資本金:365,280,620円(2019年3月末日現在)
事業内容 人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供
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