CASE STUDY:03
導入ソリューション商品:オンデマンドMPM
業種・業態:アパレル/ファッション/インテリア
株式会社ベイクルーズ
JOURNAL STANDARDやIENAなどのファッションブランドをはじめ、インテリアやフード、フィットネスの領域にわたってブランドを展開する株式会社ベイクルーズ(以下ベイクルーズ)。現在、全国440店舗以上の実店舗と自社ECサイトを運営し、会員数は約250万人にのぼります。これら顧客情報を基にデジタルマーケティング業務を担当するDigital communication Sec(以下、D.C.S)では、2019年3月よりキンコーズのオンデマンドMPMを導入。その経緯や効果をお聞きしました。
オンデマンドMPMは、キンコーズが2018年よりスタートさせた、販促物の業務フローや在庫情報を一括管理できるクラウドサービス。ベイクルーズではこれを、日々膨大な数が動く会員証の発注業務に導入した。「以前は、各ブランドマネージャーからのアカウント発行や各店舗からの入力トラブル、問い合わせなどのすべてが、私たちD.C.Sを通すことになっていたため、担当者の負荷が課題でした」と、D.C.Sマネージャーの薄井さんが語るように、業務フローの見直しと改善が急務となっていた。そこで、兼ねてより同社のポスターやPOPといった販促物の印刷で取引のあったキンコーズに相談。オンデマンドMPMならこの課題を解決できるのではと、期待を持って導入を決断した。担当者であるD.C.Sの今関さんは「今までは、私と店舗とのやりとりが多く、その分対応のスピードも遅くなっていました。システムの導入で、私を介さずに各店舗から直接発注ができるようになり、問い合わせは激減しました」と、効果を強く実感されているようだ。
2019年3月の運用スタートを目標に、導入準備は急ピッチで進められた。導入にあたりキンコーズが最も留意したのは、全国に広がる店舗に、問題なく会員証の発行業務を移行できるか、という点だった。そこで作成したのが、動画による操作マニュアル。これを各店舗に展開し周知させるとともに、D.C.S側も動画をレクチャーできる準備を整えた。「これまでは本社に問い合わせればよかった発注が、リテラシーもさまざまな店舗スタッフで運用ができるか、それが一番の心配でした。動画はかなり効果があり、特別な研修を行う必要もありませんでした」と薄井マネージャーが振り返るように、想像以上に問い合わせも少なく、速やかでスムーズな業務移行に成功した。
順調に運用が進んでいく一方で、見えた課題もある。例えば、誤入力で必要以上の数を発注してしまったというトラブルを受け、システムに発注個数の上限の設定を加えるなど、柔軟にブラッシュアップを行っている。さらに本部スタッフの業務についても、変化が現れた。「これまで店舗対応に割かれた時間が減少した分、現在は、SNSの発信を担当してもらっています。いわばデジタルマーケティング本来の業務に集中できる環境が整ったと言えると思います」と、薄井マネージャーの満足度も高い。最近では他部署でもオンデマンドMPMの導入が始まり、その運用費用を折半することでコストパフォーマンスも高まっている。これは、IDフリー※というオンデマンドMPMならではのメリットでもある。今後も、さまざまな業務においてオンデマンドMPMの活躍シーンが増えることを期待したい。
※コストは据え置きで、ユーザー数を増やすことができるサービス
ベイクルーズグループ
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目23番21 渋谷キャスト 3~10F
創業 :1977年7月22日
従業員数:5,057名(2018年9月1日時点)
店舗数:448店舗(2018年9月1日時点)
Web:https://www.baycrews.co.jp/
事業内容 レディース・メンズのトータルファッションの企画・製造・販売・直営店の運営、飲食店の運営、インターネット通販サイトの運営、及び家具の販売、フィットネス事業の運営
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