CASE STUDY:15
導入商品:デザイン(ロゴ、ポスター、Webメインビジュアル)
業種・業態:サービス業(プロ野球興行)
株式会社中日ドラゴンズ
長い歴史を持つ日本のプロ野球興行を支え、2016年には球団80周年を迎えた株式会社中日ドラゴンズ(以下、中日ドラゴンズ)。野球を通じて多くの感動を与えることはもちろん、より充実したファンへのサービス提供、新たなプロ野球ファンの拡大に取り組んでいます。さらに、観客動員数の増加を目的にAGP(Audience Growth Project)を立ち上げ、2016年からはファン目線による多彩なイベントを開催。キンコーズは、各イベントの集客と新しい球団の魅力を伝えるためのデザインワークで、一役を担っています。
観客動員数の減少・従来イメージからの脱却
イベントに人を呼び込むデザイン
観客数の増加と新たな球団イメージ訴求
さまざまなスポーツで日本人の活躍に注目が集まる一方で、プロスポーツ界ではファンの獲得が最も重要な課題となっている。長い歴史と根強いファン層を持つ日本のプロ野球も例外ではなく、中日ドラゴンズは減少傾向にあった観客動員数に歯止めをかけるため、営業本部と株式会社ナゴヤドームのスタッフが結集し、2016年にAGPを立ち上げ、定期的なイベント開催を打ち出すことに決めた。当初は従来のイメージを踏襲したデザインでプロモーションを展開していたが、告知の重要性と新しい中日ドラゴンズを打ち出すため、思いきった競合プレゼンテーションを実施することになった。当時、既に年間シートのパンフレット制作を担当していたキンコーズにも声がかかり、見事プレゼンを勝ち取ることができた。
「中日ドラゴンズはオールドファンが多く、これまでのビジュアルは比較的ベタな印象が強かった。観客動員数を増やすのは当然ですが、そんな印象を変えて一層地域を盛り上げていきたい」というAGPの期待を受け、2017年よりキンコーズがイベントのロゴ、メインビジュアル、それに伴うポスターやWebバナー、ナゴヤドーム106ビジョンの告知動画を担当している。「イベントのコンセプトを明確に伝えるだけでなく、新しさを感じさせるデザインで大変満足しています。そして何より、ファンを喜ばせたい、という“ドラゴンズ愛”を共有できていることが大きい」という好印象をいただき、受注は今年度で連続4年目へ突入した。
近年の中日ドラゴンズの観客動員数は増加傾向にあり、2019年度は210万人を超えた。「チームの成績に左右される中で右肩上がりの観客動員数を実現しているのは、イベントのプロモーションが少なからず実を結んでいると考えています。またSNSでも、『かっこいいね、イメージ変わったね』といった声をいただいています」と、少しずつ効果も現れている。現在、AGPが手がけるイベントはシーズン中で約6回、ファミリー向け、女性向けなど毎回趣向が凝らされている。昨年は、キンコーズも携わり、イベント担当者と一緒に創り上げた『マスコットデー』も開催された。「今後はさらに、デザインだけでない多角的なクリエイティブのアイデアを提案して欲しい」という要望に応え、キンコーズは中日ドラゴンズのブランド力アップを支えるパートナーとしての絆と信頼を深めていく。
株式会社中日ドラゴンズ
所在地:名古屋市東区大幸南一丁目1番51号
創業 :1936年1月
事業内容:プロ野球興行、球団関連の物品販売およびサービスの提供
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