大手ハウスメーカーをはじめ、中堅ビルダーから地域密着型の工務店まで、多様な事業形態の企業がしのぎを削る住宅建築業界。その中でナックの建築コンサルティング事業部は、新規参入や下請け脱却をめざす中小規模の工務店を対象に経営支援を展開している。「多くの工務店様が、職人として優れた技術を持っていても受注がない、家業を継いだけど営業の仕方がわからないなど、多くの悩みを抱えています。そういった方々に、成功事例を元に開発した情報教材や集客ツールなどを提供し、経営の支援を行っています」と営業推進室の松田さんが話すように、ナックでは実際に会員の工務店が実践した成果を教材に落とし込んだマニュアルやイベントツールを制作。キンコーズは10年以上にわたり、これらの印刷・制作を担い、パートナーシップを築いている。

ナックの会員様には、契約によって異なるが、主にノウハウが詰まったマニュアルとDVDの基本パックが提供され、さらに多様な研修やセミナーが用意されている。研修テキストは、開催ぎりぎりまで入念に原稿準備を行うため印刷スケジュールの捻出が難しく、当初は各担当者が時間をかけて社内のコピー機で印刷しており、かなりの業務負担となっていた。「例えば、A3の資料を折り込んだり、クリアファイルにまとめるなど、研修内容に合わせた変則的な資料が多いため慣例的に社内で行っていましたが、キンコーズさんならその全てが対応できると聞いて、今ではほとんどの研修テキストの印刷・制作をお願いしています。最近は、“こういうことはできますか？”と相談させてもらうことも多く、迅速で柔軟な対応に助けられているのはもちろん、密なコミュニケーションができる信頼関係を築けていることが、他には代えがたい財産だと感じています」。

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