CASE STUDY:20
導入商品:ピープルカウンター、Webサイト
業種・業態:総合娯楽メーカー
セガサミーホールディングス株式会社
セガサミーグループ(以下、セガサミー)は、パチスロ・パチンコメーカーのサミーとゲームメーカーのセガが2004年10月に経営統合して誕生した日本屈指の総合エンタテイメント企業です。2018年には、それまで首都圏に点在していたグループ会社の本社機能を住友不動産大崎ガーデンタワーに集約。オープンな雰囲気にこだわって作られた新オフィスには、グループ社員が利用できる社員食堂が用意されました。そこに導入されたキンコーズのピープルカウンターシステムは、快適でスムーズな食堂運営だけでなく、コロナウイルス感染拡大対策にも大いに活躍することになりました。
経営統合によって、グループとしてのシナジーを強め、さらなる成長へと歩み始めたセガサミーグループ。新社屋への移転はまさにその一歩であり、グループ間のコミュニケーションを促進させるため、総務人事本部にコミュニケーション推進課が新設された。同課はサミーとセガの両方の社員で構成され、会社の垣根を越えたイベントの考案・遂行、新オフィスの多様な施設の管理やサービスを担っている。中でも社員食堂は、社員が日常的に交流を図る場所である一方で、利用者が集中するランチ時の混雑は移転前からの課題に挙がっていた。コミュニケーション推進課の波多江さんは、「約6,500人もの社員が集まることとなり、人を分散させる施策を模索する中で、食堂の状況がどこにいてもわかるシステムが欲しい、という考えにたどり着きました」と当時を振り返った。
そこで導入されたのが、キンコーズが提案するピープルカウンターシステム。食堂の出入口に設置されたカメラによって食堂の利用者数を把握し、連動した専用Webサイトにほぼリアルタイムでカウントが表示される。また朝・昼・夜の時間帯ごとのメニューや日替わりメニューもアップされるため、社員はスマホなどで混雑状況やメニューを確認してから食堂に行くことが可能となっている。「日替わりメニューは、朝作ったものを食堂スタッフが撮影してすぐ画像をアップでき、売り切れの場合も簡単に更新できるなど、現場の手間をできるだけ省いています」とキンコーズの営業担当者が語るように、情報を発信する側にも配慮されたシステムになっている。
どこからでもメニューや混雑状況が確認できる社員食堂は多くの社員に利用され、その数は1日あたり約1,800食が提供されるほどに。しかしコロナウイルスの登場によって状況は一変し、早急な感染拡大防止対策が必要となった。対応を求められたコミュニケーション推進課の藁科さんは「利用できる食堂の座席も720席から300席まで減らし、社員には常にシステムを確認してから食堂に行くようにアナウンスしました。先だってシステムを導入していたことで、速やかな対策をとることができたのは、大きなメリットでした」と語るように、3密防止に想定外の効果を発揮した。周囲からの関心も高く、多くの企業から社員食堂を見学したいという問い合わせが来ているという。移転から1年半が経過し、波多江さんは「まだまだ現状で満足するのではなく、もっと食堂の活用方法を広げたり、運営の見直しを図るなど、改善をしていきます」と、次のステップを見据えている。
セガサミーホールディングス株式会社
本社所在地:
東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
創 立:2004年10月1日
従業員数:492名(2020年3月時点)
資本金:299億円 (2018年3月31日現在)
Web :https://www.segasammy.co.jp/
事業内容:サミーを中心とした「遊技機事業」、セガグループのデジタルゲーム事業を中核とした「エンタテインメントコンテンツ事業」、ホテルの開発・運営等を手掛ける「リゾート事業」など
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